2020年12月27日日曜日
2020年12月20日日曜日
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2020年10月26日月曜日
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2020年9月6日日曜日
2020年8月30日日曜日
2020年8月23日日曜日
2020年8月16日日曜日
ココロの言葉(140)
教育でもっとも大切なことは、先生と子どもたちとの関係です。
リアルな両者の関係が教育の本質です。
それをスクリーンで代償することはできません。
教育学者 ダイアン・ラビッチ博士
私たちのコミュニケーションは、言葉によるバーバル・コミュニケーションと言葉以外の非言語によるノンバーバル・コミュニケーションで成り立っています。通常の生活では、だいたい8割から9割が後者の非言語のコミュニケーションでなされています。
コロナ以後の学校教育に求められているのは、ネットによる情報の伝達よりは、人間同士のリアルな関係になってくるでしょう。リアルな人間関係で学ぶことが、教育の本質だからです。
2020年8月10日月曜日
ココロの言葉(139)
学びは、個人が教材と向き合うことで成り立っているわけではない。
ともに学ぶ仲間がいて、対話や共同作業を通じて学びを確かめられるからこそ、
生きた知識として実用可能となる。
霊長類学者・山極寿一
いま、新型コロナウイルスの影響でオンライン授業が普及していますが、
中高生や大学生に感想を聞くと、その多くが正直にこう言っています。
「実際の教室の授業の半分しか頭に入ってこない」と。
私たちの学びは、同じ空間で、五感すべてを使い、身体を通して相互交流を通して、
学習しているのでしょう。いわば「三密」が学びの原点なのかもしれません。これからの学校教育に求められていることが明確になってきように思います。
2020年8月3日月曜日
ココロの言葉(138)
子どもひとり一人の目標を応援するために、
ポジティブな変化をもたらすアプローチとコミュニケーション、
それが学校コーチングである。
学校コーチングの定義
人類史の中で、世界的疫病が流布した後の世界は、大きく変わっていることが歴史的に証明されています。今回のコロナウイルスによるパンデミックで、社会は劇的に変わって、
教育にも多大な影響をもたらすでしょう。
そこで、これからの学校教育に必要とされていることは、従来のような教科指導や生活指導ではなく、子ども一人ひとりが自主的に自分を活かし、自立していく力を育成することがメインとなるでしょう。
その実現のために、学校コーチングの予防的援助技術が役立つことは確かです。
2020年7月26日日曜日
ココロの言葉(137)
人生は予測できない。
キャリアは思いがけないできごとに左右される。
キャリア心理学の理論
「キャリア」とは、職業、生涯の仕事のことで、最近のキャリア心理学では、運が人生にどのような影響を与えるかが研究されています。その一つの成果が「偶然理論」です。
人生のキャリアは、将来の予測に基づいて行動計画を立てるよりも、偶然を自分のためにいかに活かすかが重要であるといいます。すなわち、日々の偶然での出来事によって、本人も自覚していなかった新しい分野に対する興味が出てきて、好奇心をもって学んでいくというものです。
子どもたちの将来のよきキャリアのために、偶然による学びが無料塾にありますように。
2020年7月19日日曜日
2020年7月12日日曜日
最も聡明で創造的で自立的思考を備えた子どもや成人が、
行動障害、情緒障害、精神障害と誤診されている。
臨床心理学者 ジェイムズ・ウエッブ
いま世界中で「ギフティッド(gifted)」と呼ばれている子どもたちがいます。
英語の「ギフティッド」とは、(神から)才能を与えられたという意味で、その特徴は、
平均的な知能とはかけ離れた高い能力を持っていることです。そのために、周囲から理解されず、偏見や差別を受けやすい子どもたちです。特に学校では、「問題児」「変人」扱いされる傾向があります。
このギフティッドの子どもたちが持つ才能は、社会を豊かにする黄金であることは確かでしょう。日本でもこのような子どもたちの能力を活かす教
2020年7月5日日曜日
2020年6月28日日曜日
2020年6月21日日曜日
2020年6月14日日曜日
2020年6月7日日曜日
2020年5月30日土曜日
2020年5月23日土曜日
ココロの言葉(128)
学校は、子どもたちに、
身体と脳の働き、自分の情動の理解の仕方、
情動の取り組み方を教えることができる。
ベッセル・ヴァン・デア・コーク(精神医学者)
トラウマ(心の傷)の治療を専門にしている研究者は、学校が子どものレジリエンスを身につけるうえで重要な役割を果たす、と述べています。レジリエンスとは、通常「回復力」と訳されていますが、教育的には、私たちが日常生活でさまざまなストレスや困難を克服して生きていく力を意味しています。
このレジリエンスの力は、学習能力を根本から支える必要不可欠な要因であることが、最近の研究からもわかってきました。この力が育っている子どもは、自分にとって必要な知識を自学自習で学んでいきます。
コロナウイルス後の社会で、学校にもっとも求められる役割になるでしょう。
(『身体はトラウマを記録する』より)
2020年5月17日日曜日
ココロの言葉(127)
子どもが学習する脳を保つうえで、
最も大事な要素は、身体的、情緒的、
そして学習者としての安心感である。
スチュアート・アンカー(心理学者)
最近の認知科学、脳科学の研究成果から、子どもの学習効果を高める要因がわかってきました。それは、安全な学習環境が生み出す「安心感」です。子どもが、「ここは、安全で安心して学習できる」と思える場所です。
この安心感は、学習内容や学習法を支える必要条件と言われています。脳にストレスを与えず、リラックスして集中できる学習環境になります。
この原理は、無料塾を支える科学的エビデンスになっています。学校と家庭に加えて、第三の場としての学習環境が子どもたちから求められています。
2020年5月10日日曜日
2020年5月3日日曜日
ココロの言葉(125)
現代の学校教育でもっとも深刻な問題は、
学ぶ意欲そのものが失われていることである。
河野哲也(教育哲学者)
いまの中学高校生の多くは、教科の点数をよくして、少しでも偏差値の高い学校に進学することを目的に勉強させられています。確かに勉強する動機付けとしてはわかりやすいのですが、本来の学びのおもしろさを味わうことがありませんので、思うように成績が上がらないと、すぐにやる気がなくなってしまいます。
この現状を変えるためには、まず、教師が学びの意味を再考する必要があります。そして、教師自身が学んでワクワクしている姿を子どもにモデルとして示すのが、最も効果的な方法でしょう。そんな教師がいる学校は、子どもにとっていい学校になります。
2020年4月26日日曜日
ココロの言葉(124)
哲学的には、教育の本来の目的は、
すべての子どもが将来「自由」に生きられる力を育み、
社会では互いの自由を尊重し合うことを学ぶことだと言えます。
苫野一徳(教育哲学者)
いま新型コロナウイルスの影響により、全国の学校や学習塾の多くが休校になっています。この教育状況は、これまでの学校教育のやり方を維持するという立場から見ると「危機」になります。しかし、改革が必要という視点から捉えると「チャンス」になります。
今後どのようになるかは不確実性に満ちていますが、「チャンス」として活かしていく姿勢が教育関係者に求められています。そのときに学校教育の質を高めるために、教育の本来の目的を再確認することが大事になるでしょう。
2020年4月18日土曜日
ココロの言葉(123)
学校は社会を映す鏡なので、
常に生徒たちの間に格差は存在するものだ。
でも、それが拡大するままに放置されている場所にはなんというかこう、勢いがない。
陰気に硬直して、新しいものや楽しいことが生まれそうな感じがしない。
ブレディみかこ(『ぼくはイエローで、ホワイトで、ちょっとブルー』より)
学校というところは、確かに「社会を映す鏡」と言えます。社会現象の縮図のような場所です。そのひとつの現象が、経済的格差による子どもの学力格差でしょう。
この社会的問題をいかに解決していくかに学校と教師の力量が試されているといえます。
そのために必要なことは、新しいものや楽しいことが生まれる環境をつくり上げることでしょう。
2020年4月12日日曜日
ココロの言葉(122)
ネガティブ・ケイパビリティとは、
短期に事実や理由を求めることなく、
不確かさや、不可解なことや、疑惑ある状態の中に
人が留まることができる時に見出される能力のこと。
ジョン・キーツ(1797-1821)
「ネガティブ・ケイパビリティ」という言葉は、19世紀にイギリスの詩人キーツが称えたもので、直訳すると消極的な能力、ものごとの結論を待つ姿勢を意味します。
学校教育の視点から言えば、すぐに問題の正解を求めず、「わからない」ことは正直にわからないと認める姿勢をいいます。そして、なぜそのような答えになるのかをじっと考え、自分自身で見極めるプロセスを大事にすることです。
これからの子どもへの学習支援で、大事に育てたい能力です。
2020年4月5日日曜日
2020年3月31日火曜日
ココロの言葉(120)
「ものを習う」というのは、「知っている人間」から「やり方」の説明を聞き、
それを自分なりに受け入れ、与えられた課題に応用してみて、
うまくいかないときはどこがちがっていたのかを指導してもらう、
とう対話的、双方向的なコミュニケーションをおこなうという、ただそれだけのことです。
内田樹(シリーズ『道徳を考える』より)
現代の思想家である内田氏は、このように学習支援について明確に述べています。
「学力」とは、自ら学ぶ力であり、試験の点数や偏差値ではないと。そして、その学ぶ力を構成する条件を三つ挙げています。
「学びたいんです。先生教えてください。お願いします」すなわち、自分がわからないことを知り、メンターである人物を見つけ、教えてもらえるようにするということです。
無料塾での学習支援の意義をシンプルに語っています。
2020年3月17日火曜日
ココロの言葉(119)
日本の教育は、はじめからあまり思考させないシステムになっています。
口では「みんな、自分で考える人間になってほしい」と言います。
実際はそうなっていません。
アルボムレ・スマナサーラ長老
スリランカでの子どもたちへの教育実践と大学での教授経験がある長老は、日本の教育の問題点を明確に指摘しています。無料塾での子どもたちの勉強を見ていると、全く同じ印象を持ちます。
特に、五教科の副教材として配布されているワークブックは、テレビのクイズ番組とほとんど同じ内容で、ただ穴埋めの「正解」だけが求められています。それを黙々と解いている姿をみると、「自分で考える」ことがないがしろにされていると感じます。
いま、子どもたちに学びのおもしろさを体験できる学習支援が求められているように思います。
2020年3月5日木曜日
ココロの言葉(118)
みんなのなかでもしかしたら、
人にはいえない困っていることを抱えているお友だちがいるかもしれないけど、
ぜひ勇気を出して「困っているんだ」ということを
伝える練習をしてみてくださいね。
小児科医 熊谷晋一郎(『小児科の先生が車椅子だったら』から)
最近の中高校生を見ていると、明らかに困っているようにみえるのに、
だれにも助けを求めない傾向があります。身近なひとに、ちょっと支援を求めればいいのにと思える場面がよくあります。そのような場面は、生活面だけではなく、学習の場面でもよく見られます。
「困ったとき」「わからないとき」に信頼できる身近な人に支援を求めたり、相談したりできる力がいま子どもたちに必要とされています。
2020年2月16日日曜日
2020年2月9日日曜日
2020年1月29日水曜日
2020年1月14日火曜日
ココロの言葉(114)
社会のゆがみは、最も弱い人間のところに影響を落とす。
子どもたち、若者たちの生み出す問題は、
私たちのゆがんだ社会の問題を顕在化している。
しかし、そのことに気づいている人は少ない。
水谷修(夜回り先生)
子どもたちの問題行動の背景には、必ず大人社会のゆがみが存在します。
いま学校でのいじめ問題の背景に大人社会のパワハラという人権侵害があります。
実際、子ども同士の陰惨ないじめがある学校には、教師間のパワハラといういじめが
あるケースが多く報告されています。
そこで大事なことは、「根本原因」を探ることではないか、と青少年問題の専門家で、
夜回り先生として知られる水谷修氏は言います。
(『壊れゆく子どもたち』より)
2020年1月8日水曜日
2020年1月2日木曜日
ココロの言葉(112)
人々が必要としているのは、情報ではなく、情報を理解したり、
重要なものと、そうでないものを見分けたりする能力、
そして何より、大量の情報の断片を結びつけて、
世の中の状況を幅広く捉える能力だ。
歴史学者 ユヴァル・ノア・ハラリ
いま世界的なベストセラーとなっている『サピエンス全史』『ホモ・デウス』の著者であるハラリ氏は、人類は前代未聞の革命に直面しているのに、新しい物語は今のところ現れていないと主張しています。
そして、子どもたちの教育についても、なにを教えるべきかその適切な答えが見つからないと語っています。確かなことは、「変化だけが唯一不変である」と。
(『21レッスンズ―21世紀の人類のための21の思考』より)
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