2021年10月31日日曜日

ココロの言葉(203) 最大の自傷行為は、助けを求めないということ。 精神科医 松本俊彦(国立精神神経医療センター) 日本には、人に助けを求めることが「恥」と感じる文化があります。これが影響しているためか、思春期の子どもたちが困っているときに、助けを求めない傾向が教育臨床の場でもよく見かけます。「相談するなんてかっこ悪い」または「迷惑を掛ける」と。  困っている時は、信頼できる大人に助けを求めていい、その理解と力がいま子どもたちに最も必要とされるものかもしれません.「困っているので、助けてくれ」と―.

2021年10月24日日曜日

ココロの言葉(202) ひとり一人が自律し、自分らしくありえて、 生活の上でじりつしていること。 フィンランド学校教育の目的 これまでの学校教育は、「なにを学習したか」が重要視されてきましたが、これからは、学習したことを糧として、自分は「なにができるか」が問われます。 そして、自分の人生を自分で創造していく能力が必要となってきます。そのための公正な教育実践が、学校に求められています。

2021年10月17日日曜日

ココロの言葉(201) 知らなかったことを知り、 違う考え方があることに気づく、 これを「自由になる」と言う。 プレディみかこ(ライター) 「自由」の考え方は、時代や文化により多種多様ありますが、現代の学校教育の視点から言えば、学びによって、子どもがより自由になることでしょう。いままで知らなかったことを知ることで、新しい世界が開かれ、自分と異なる他者と触れることで、人間の多様性に気づきます。こんな視点での学習支援が、いま求められています。

2021年10月10日日曜日

ココロの言葉(200) 子どもに関することが行なわれる時は、 「子どもにとって最もよいこと」を第一に考えます。 国際『子どもの権利条約』(子どもの最善の利益)より 家庭や学校以外で、安全で安心できる場が、いま子どもたちから求められています。 「サードプレイス」といわれる第三の居場所です。親でも教師でもない信頼できる第三者がいて、適切な助言などのサポートがなされます。特に思春期・青年期では、このような人物との出会いは、子どもたちのその後の人生に大きな影響を与えます。 全国各地に広がっている無料塾が、サードプレイスとしての居場所になりますように。

2021年10月3日日曜日

ココロの言葉(199) 人とのつながり、信頼、接触は、 学んだり、模倣したりするための土台となる 三つの基本要因である。 心理学者 ローデス/デュボアス 私たちの学びは、心理学的に3つの要因で構成されています。それが、つながり、信頼、接触です。すなわち、学習は他者との関係性で形成され、その効果がもたらされます。 そして、学習支援者が学習のロールモデルになり、学習者のモチベーションを高めます。 無料塾での学習には、自宅学習にはないそんな効果が期待できます。