2018年6月27日水曜日


ココロの言葉(34)

 

The only real joy is giving.(唯一の本当の喜びは、与えること)

Snoopy(スヌーピー)

 

このスヌーピー(犬)の言葉は、無料塾の精神の本質をシンプルに伝えています。

ただ心が喜ぶから自分ができることをする。それだけで、毎週ボランティアの方たちが、子どもたちの学習の手伝いをしてくれています。

そんな自然なスタイルで楽しんでいます。

利害関係のない人と人との自然なつながりを求めて。

2018年6月20日水曜日


ココロの言葉(33)

 

重要なのは柔軟になることです。

人間らしく、そして生物らしく柔軟になる。

そして、AIが得意な暗記や計算に逃げず、意味を考えることです。

新井紀子著『AIvs教科書が読めない子どもたち』より

 

これまでの学校教育の中心は、人工知能のAIが得意とする情報の記憶と計算能力でした。

しかし、いま時代が求めている能力は、生物がそして人類が本来持っている柔軟性であると新井博士は述べています。

それは急速に変化する社会の中で私たちが、サバイバルのために必要とする能力だからです。

この能力の育て方を簡潔に指摘しています。

「一に読解、ニに読解、三、四は遊びで、五に算数」

 AIには理解できない意味を学ぶことの重要さを確認させてくれます。

 

2018年6月4日月曜日


ココロの言葉(31)

 

信頼できる大人がすぐそばにいるという事実が、

子どものこころを安定させ、

「自分は価値がある人間なんだ」という自覚や自身を芽生えさせます。

児童精神科医・友田明美『子どもの脳を傷つける親たち』より

 

子どもの健全な成長にとって、もっとも大切な要因は何か?それは「アタッチメント」であるといわれます。

日本語では「愛着」と訳されています。乳幼児と養育者(母性的人物)との強いポジティブな結ぶつきをいいます。

アタッチメントは、その後の人間関係の核となるものです。

この当たり前の事実が、虐待を受けて育った子どもたちの研究からわかってきました。その一つが脳の変化です。

たとえば、虐待を受けた子どもたちの脳の一部が縮小することが確認されています。これは、過酷な現実に適応するために起こる現象と考えられています。

このことからも、子どもの成長にとって、安全と安心がいかに重要なことかがわかります。

安心できる環境を整えることが、学校教育の必要条件であることは確かです。