2023年5月28日日曜日

ココロの言葉(285) 生身の人間同士のやりとりには、 言語化できない、 ものすごく多い量の情報が、 相互に行き来しているのです。 武術研究家 甲野善紀 私たちの対面での会話では、通常、言葉では表現できないことがコミュニケートされています。言語化されないしぐさや表情などが五感を通して、話し相手に感知されます。この言語化されない伝達をノンバーバル・コミュニケーションといい、私たちの対話の約9割を占めていると言われます。ポストコロナの社会で、相互理解のために再評価すべきことでしょう。

2023年5月21日日曜日

ココロの言葉(284) プロフェッショナルとは、 日常のありのままを尊び、愛おしさを知っている人。 それを大切に積み重ねられる人、それを横で楽しめるひと。 チャイルド・ライフ・スペシャリスト 佐々木美和 チャイルド・ライフ・スペシャリストとは、病気で長期の入院生活をしている子どもたちに医師や看護師などの医療職とは異なる立場からサポートする専門家のことです。 現在、日本には50名程いて、小児病棟で活躍しています。生死にかかわる病気と日々向き合っている子どもたちが教えてくれること、それは「日常生活を全力で生きて、楽しむこと」だと。(NHK「プロフェッショナル仕事の流儀」から)

2023年5月14日日曜日

ココロの言葉(283) 頭が良いという価値観が、すごくもてはやされている。 あなた頭がいい、あなた頭が悪い。 ChatGPTは、それすらも無効化してしまう。 なぜなら、AIに比べたら、みんなバカだから。 そうなったら、なにが人間に必要とされるのか? どれだけ人にやさしいとか、どれだけ愛されるか、ということになる。 映画監督 紀里谷和明 2023年の作品「世界の終わりから」で話題の監督のストレートな言葉です。今後、私たちは、どんな学びを必要としているのかのヒントになります。従来のように、知識量が多いのが「頭がいい」は通用しなくなるでしょう。では、なにか? それがいま問われています。

2023年5月7日日曜日

ココロの言葉(282) よく生きるに必要なのは、学力だけではなく、 「僕(私)って素敵だ」と思えることじゃないかなあ。 そう思える経験がたくさんできる教育だったらいいな、と思っています。 ピアカウンセラー 山口政佳 障害者のグループホームでサービス管理責任者をしていて、発達障害の当事者でもある山口氏のメッセージです。子どもが成長するためには、学力は必要条件ですが、自己肯定感は、よりよく生きるための十分条件であり、教育の両輪の輪といえます。「自分って素敵」といえる学習支援ができたら素敵です。(『ADHDの僕がグループホームをつくったら、モヤモヤに包まれた』より)