2022年2月27日日曜日

ココロの言葉(220) 現代社会では、さまざまなストレスによって、 メンタルに不調をきたす人が多く、 特に若者においては重要な課題になっている。 『心の病気にかかる子どもたち―精神疾患の予防と回復』都立松沢病院院長 水野雅文 コロナ禍の影響によって、子どもたちに不要なストレスがふりかかっています。十代の自殺率の増加は、その現れといえます。生涯における精神疾患の発症の約75%は、25歳未満といわれます。 いま日本では、若者のメンタルヘルスのために、家でも学校でもない心地よい「第三の居場所(サードプレイス)」が必要とされています。

2022年2月20日日曜日

ココロの言葉(219) 遺伝と経験、可塑性と、発達の力は、 相互に作用しあい、共鳴し、 私たちひとり一人語句徳の存在にしているのである。 神経科学者 D・リンデン(『あなたがあなたであることの科学』より) ヒトがもつ能力は、生まれか、育ちか? 最新の研究では、遺伝と環境の相互作用だとされます。両方が相互に影響し合っているということです。特に、知的な能力は、環境が遺伝に大きな影響を与え、お互いに強めあう性質があります。学習が遺伝的要因に与える効果です。

2022年2月13日日曜日

ココロの言葉(218) 私には特別な才能などない。 ただ、ものすごく好奇心が強いだけだ。 理論物理学者 アインシュタイン(1879-1955) 20世紀の天才といわれるアインシュタインの率直な言葉です。「好奇心」こそが、学びの核であり、動力源となるものです。心理学的には、この好奇心が、子どもの潜在能力を開花させ、育ててくれます。好奇心のスイッチを入れる学習支援が、コロナパンデミック終息後の社会に求められています。

2022年2月6日日曜日

ココロの言葉(217) 自分には強み(ストレングス)があり、そのおかげでイキイキと輝ける。 そして、自分の強みは、楽観的見方とレジリエンス(柔軟性・回復力)を養い、 人生での目標を達成するための原動力となる。 リー・ウオーターズ(国際ポジティブ心理学会会長) ポジティブ心理学は、ものごとに対する楽観的な見方や自分が持つ「強み」が、人生を豊かにする方法について探究する心理学です。強みは、3つの要素―得意・熱意・頻度であり、能力×努力によって開発されます。強みは、子どもたちへの学習支援を効果的に高めるキーワードです。