2023年4月30日日曜日

ココロの言葉(281) 音楽は、縦軸のハーモニーと横軸のリズム そしてこの二つが織りなすメロディによって形成されている。 音楽家 久石譲 ジブリ作品のアニメ映画の作曲を担当している久石氏の言葉です。ハーモニーとリズムとメロディが音楽を創造し、私たちの魂に響いてくる。それがアート(芸術)であるといいます.シュタイナー教育では、教育とはアートであり、学校教育を教育芸術と呼んでいます。教育活動が子どもの魂に響いた時に、芸術となるのかもしれません。

2023年4月23日日曜日

ココロの言葉(280) 人間は自分の能力をほとんど使わずに暮らしている。 さまざまな能力があるにもかかわらず、ことごとく活かされていない。 自分の能力の限界に挑戦することもなく、適当なところで満足している。 人間はだれもがはかりしれない能力を持っているが、 その能力を活かしきることができるのは、 ごくひとにぎりの並はずれた人々にすぎない。 心理学者 ウイリアム・ジェイムズ(1842-1910) この世で一番もったいないことは、自分が持っている能力を実生活で活かしきれていないことでしょう。それが無意識レベルでストレスとなって、生きづらさをもたらしています。本当の意味のある学び―学習支援とは、私たち誰もが持っているこの能力を開花させるためのサポートといえます。

2023年4月16日日曜日

ココロの言葉(279) 好奇心さえもっていれば、 心身の元気と若さを保てます。 神経科学者 ティナ・シーリング 『20歳のときに知っておきたかったこと』の著者であるスタンフォード大学のシーリング博士は、どうしたら「やる気」に火をつけることができるかを説いています。それには、3つのスイッチを入れることだという。「楽しいことに挑戦する」「(少しだけでも)行動を変える」「失敗しても大丈夫と思う」の要因です。これらは、学び続けるための条件でもあり、その核となるのが好奇心と言えます。

2023年4月9日日曜日

ココロの言葉(278) 金も地位も名誉も全然役に立たないんですね。 役に立つのは、経験と生きてきた情熱とそれに魂だけなんです。 それだから動物との触れ合いはやめられないんですね。 畑正憲(1935-2023) ムツゴロウとして知られた畑正憲氏が、1988年にアフリカで野生のライオンと生死をかけて格闘し触れ合った後の言葉です。アフリカの魂をもらったと熱く語っています。いま、私たち現代人が忘れてはならない名言でしょう。

2023年4月2日日曜日

ココロの言葉(277) 子どもが信頼できる大人と一緒にいて、 本当に安全だと感じられることで、 社会交流行動が自然に生まれ、 無意識の中で戦ったり、逃げたり、 凍りついたりする必要がなくなる。 心理学者 モナ・デラフーク  ヒトは、なにか危機に直面したときに、本能的に闘争か逃走または凍りつくかします。 子どもが問題行動を起こすのは、安全と安心を求めているからと言われます。そして、その反対に、安全で安心の環境では、社会的な人と人との交流を促し、自分を成長させる行動を自然にとるようになります。この考え方は、ポリヴェーガル理論として知られています。