ココロの言葉(242)
日本では、少子化が進んでいるにもかかわらず、
ここ3,4年の傾向として、毎年およそ2万人ずつ
不登校が増えているという異常事態なのです。
精神科医 斎藤環
文科省の2020年度の調査によると、小中学生の不登校人口は、19万6000人と史上最多となった。その背景には、学校教育の制度疲労があると齋藤氏はいいます。不登校のみならず、いじめ問題や学力格差についても同じことが言えます。問題なのは、子どもではなく、制度としての学校の構造と働きにあることに教育関係者が気づき、抜本的に改革をしていく必要があり、決して子ども自身や家庭のせいにしてはいけません。