2020年12月27日日曜日

ココロの言葉(159) 自分の現状を的確に分析し、弱いところ、克服すべき課題が自分でわかり、 自分でそのための学びを工夫できる。 そのような自律的な学び手になることこそ、学校教育の目標にすべきだ。 認知科学者 今井むつみ 「学び」とは何かを認知科学の知見から語った的確な言葉です。 子どもたちへの学習支援をするときの指針にしたいと思います。 子どもの自律につながる教育的サポートができますように。

2020年12月20日日曜日

ココロの言葉(158) ポリフォニー(多声性):それぞれ異なる立場と併存し、 お互いに相対化し合っている状態 伝統的な学校教育は、子どもたちを均一化することが教育目標になっていましたが、いまそれが大きく変わる時代にあります。それを象徴する概念が「ポリフォニー」です。単一の視点や価値観が優位になることなく、自分とは異なる他者を理解する関係性の状態です。すなわち、他者が、自分とは無関係な他人ではない関係です。 無料塾がそんな場でありたいと思います。

2020年12月13日日曜日

ココロの言葉(157) 子どものときの教育は、その後の人生に大きな影響を与える。 それを保証するのが私たちの役割のはず。 もっと大人が頑張らないと。 日本語教師ボランティア 當房詠子 いま日本には、外国籍で日本語ができない子どもたちが各地にいます。彼らが通学する公立学校では、十分な日本語指導がなされていないために、授業についていけないで困っている現状があります。この状況に対して、即戦力になり小回りがきく地域のボランティアによる学習支援が求められています。

2020年12月6日日曜日

ココロの言葉(156) なるべく動きはシンプルな方がいい。 やらないといけないことが増えると、野球はむずかしくなる。 スズキ・イチロー選手 これは、日米の野球界で活躍したイチローさんの言葉で、先日アマチュア指導員として高校生に語ったものです。このことは、教科の学習にも当てはまります。教科の学習法もシンプルな方が、学習効果が高まることがわかってきました。子どもの学習支援にも役立つメッセージです。

2020年12月2日水曜日

ココロの言葉(155) 本来「学び」とは、上から教えこみ成績競争することではなく、 子ども自身が持っている興味・関心を大切に、 その子の個性,感性や力が引き出されるそんな営みであり、 そうであってこそ、子ども時代は幸せになりましょう。 奥地圭子(東京シューレ理事長) 従来の学校は、知識伝達がその目的の一つでしたが、これからの時代は、子どもが学びたくなる環境を構築していくことが重要な役割になるでしょう。心理学的には、子どもの学びの動機付けをいかに的確にしていくかです。そして、子どもが持つ能力をいかに最適化していくかが問われています。