ココロの言葉(55)
日本の教師の多くは、外国の教育を知らずに
「日本の教育は進んでいる、素晴らしい」と考えている。
それは、もう数十年前のことで、今や、
この遅れを取り戻せるのかというくらい突き放されてしまった。
TOSS代表 向山洋一(2018.11.28 産経新聞「オピニオン」)
世界の学校教育の視察から見えてくることの一つが、日本の学校教育の停滞です。
さまざまな問題を抱えながら「進んでいる」と思い込んでいるので、教育現場では、
ただ現状維持をしている状態です。
特に、STEM教育といわれる科学・技術・工学・数学の分野の教育でその遅れが目立ちます。授業で原理や法則だけを教えてテストしているだけで、その体験がないので、子どもにとって意味のある学びになっていません。
すなわち、世界的に日本の教師の技能と勤勉さは高いのですが、それが教育実践に活かされていないところに課題が見られます。
この問題解決に、何らかの形で無料塾が貢献できればと思います。