2023年9月24日日曜日

ココロの言葉(302) 自分にできることは何だろう それを見つけるために 僕は今日も歩き続ける 誰のために? 自分のために それから 歴史に残らない誰かのために 東田直樹「誰かのため」(『自閉症が30歳の僕に教えてくれたこと』から) 作者は、これは「生きていくために僕と同じように大変な思いをしている人」への一編の詩であると語っています。この世に生まれてきただれもが、誰かの希望になっている。そういう存在であると―

2023年9月17日日曜日

ココロの言葉(301) 自己愛とは「自分が好き」という感情ではなく、 「自分自身でありたい」という欲望のことである。 精神科医・斎藤環 青年精神病理学が専門の斎藤氏によると、自分を「ダメな人間」、「生きる価値がない」とディスリ続ける「自傷的自己愛」のケースが増えているという。自分自身の愛し方がわからない若者たちです。そのやわらげ方は、自分が好きなことをすること、身体のケアをすること、そして、親愛なる対人関係をつくることにあると提言しています。 『「自傷的自己愛」の精神分析』から。

2023年9月10日日曜日

ココロの言葉(300) 幸せな人生を送るための言葉 ありがとう。 おかげ様。 すみません。 おめでとう。 大村智(「未来を担う少年たちへのメッセージ」から) 大村博士は、イベルメクチンの発見とその功績によりノーベル生理学医学賞を2015年に受賞しました。イベルメクチンは、現在、抗寄生虫薬として毎年4億人に使われ、オンカセルカ症やフィラリア症の予防に貢献しています。さらに、最近では抗ウイルス薬としても使われ、多くの人命を救っています。そして、博士は子どもたちに「望みを捨てないものだけに、道は開かれる」とメッセージを伝えています。

2023年9月3日日曜日

ココロの言葉(299) 未来に必要とするスキルは、 事実を覚えることではなく、 膨大なデータを批判的に評価し、 ノイズに埋もれたシグナルを取り出して整理し、 それに基づいて現実世界を解決する能力だ。 小児青年精神医学者 J.ギード 私たちはいま、激動の社会に生きています。何千年または何万年に一度起こる人類的規模の大変化なのかもしれません。そんな時代に生きる私たちにとって、「学び」とは、どういう意味があるのかが問われています。そのひとつのヒントがこの言葉に示されています。「十代の脳の謎」から。