2017年11月5日日曜日


ココロの言葉(15)

 

ごく標準的な教え方では、

全然わからない子どもでも、

別の教え方や別の学び方をすると、

ぐんと伸びるということがあります。

脳科学者 茂木健一郎

『5歳までにやっておきたい本当にかしこい脳の育て方』より

 

約100年前の明治時代から日本の学校教育は、学年と学級を中心にした集団教育でした。いまも基本的にこのスタイルで運営されています。これまでは、このようなやり方でうまくやっていけたのですが、現在ではさまざまな不適合が生じてきています。

 そのひとつが、学習法です。一斉授業によるやり方では、理解できない子どもたちが増えてきています。決して知的能力が低いわけではないのに、集団での学習になじめず、つまずいてしまいます。

 このような場合、学習法をちょっと変えるだけで、これまで「できない」ことが「できる」ようになります。つまり、苦手科目が得意科目になります。

 一人一人の可能性を発見する手助けができる活動ができればと思います。