2020年8月30日日曜日

ココロの言葉(142) 自分の能力をどう把握するかによって、 その子どもの能力に影響してくる。 心理学者 アルバート・バンデューラ   子どもの学習支援で効果的な方法が、教育心理学的にいくつかありますが、 その第一が「よい関係を築く」ことです。学校現場ではよく起こることですが、 教科の好き嫌いは、教師によって決まることが多々あります。その担当教師との相性が大きく影響してきます。  大事なことは、子どもが「やればできる」という自己効力感をもてる人間関係を形成することでしょう。

2020年8月23日日曜日

ココロの言葉(141) すべての子どもにとって、 すべての大人は環境問題である。 作家・落合恵子 子どもが学習するうえで、教師など学習支援する大人は、それに影響を与える環境そのものと言えます。実際に、なにを、どう教えるかよりも、だれが教えるかの方が重要であることは、だれもが感じていることです。 今後の学校教育で、教科内容、指導法そして教材よりかは、どんな教師、どんな支援者なのかが問われてくることは確かでしょう。

2020年8月16日日曜日

ココロの言葉(140) 教育でもっとも大切なことは、先生と子どもたちとの関係です。 リアルな両者の関係が教育の本質です。 それをスクリーンで代償することはできません。 教育学者 ダイアン・ラビッチ博士 私たちのコミュニケーションは、言葉によるバーバル・コミュニケーションと言葉以外の非言語によるノンバーバル・コミュニケーションで成り立っています。通常の生活では、だいたい8割から9割が後者の非言語のコミュニケーションでなされています。 コロナ以後の学校教育に求められているのは、ネットによる情報の伝達よりは、人間同士のリアルな関係になってくるでしょう。リアルな人間関係で学ぶことが、教育の本質だからです。

2020年8月10日月曜日

ココロの言葉(139) 学びは、個人が教材と向き合うことで成り立っているわけではない。 ともに学ぶ仲間がいて、対話や共同作業を通じて学びを確かめられるからこそ、 生きた知識として実用可能となる。 霊長類学者・山極寿一 いま、新型コロナウイルスの影響でオンライン授業が普及していますが、 中高生や大学生に感想を聞くと、その多くが正直にこう言っています。 「実際の教室の授業の半分しか頭に入ってこない」と。 私たちの学びは、同じ空間で、五感すべてを使い、身体を通して相互交流を通して、 学習しているのでしょう。いわば「三密」が学びの原点なのかもしれません。これからの学校教育に求められていることが明確になってきように思います。

2020年8月3日月曜日

ココロの言葉(138) 子どもひとり一人の目標を応援するために、 ポジティブな変化をもたらすアプローチとコミュニケーション、 それが学校コーチングである。 学校コーチングの定義 人類史の中で、世界的疫病が流布した後の世界は、大きく変わっていることが歴史的に証明されています。今回のコロナウイルスによるパンデミックで、社会は劇的に変わって、 教育にも多大な影響をもたらすでしょう。 そこで、これからの学校教育に必要とされていることは、従来のような教科指導や生活指導ではなく、子ども一人ひとりが自主的に自分を活かし、自立していく力を育成することがメインとなるでしょう。 その実現のために、学校コーチングの予防的援助技術が役立つことは確かです。