2020年2月16日日曜日


ココロの言葉(117)

 

高信頼性組織とは、失敗をした個人の責任を問わずに、

組織として失敗を切り返さない取り組みをする組織のこと。

「高信頼性組織」の定義

 

1980年代にアメリカの経営学の分野で使われ始めた概念が、この高信頼性組織です。安全で安心な組織をいかに効率的に維持していくか研究したところ、主要な4つの要因が見つかりました。それが学習、信頼、正義、勇気です。これらは、まさに学校教育の核となるものでもあります。

学校での生徒の問題を個人のせいにするのではなく、組織の問題として捉える視点がいま求められています。

2020年2月9日日曜日


ココロの言葉(116)

 

人はみんな、それぞれ違っていて、それぞれ尊い。

心理学者 トム。キッドウッド(1938-1998)

 

この言葉は、「パーソン・センタード・ケア」という概念を構築した認知症の研究者の提言です。その人らしさを尊重し、その人に立場に立った適切なケアをすることを意味しています。

この精神を日本の認知症研究の先駆者である長谷川和夫は、次のように表現しています。

「やさしくおだやかに、待ってそして聴くこと、その人らしさを大切に」

子どもたちの支援にもそのまま当てはまる対人関係の根本原理でしょう。