ココロの言葉(120)
「ものを習う」というのは、「知っている人間」から「やり方」の説明を聞き、
それを自分なりに受け入れ、与えられた課題に応用してみて、
うまくいかないときはどこがちがっていたのかを指導してもらう、
とう対話的、双方向的なコミュニケーションをおこなうという、ただそれだけのことです。
内田樹(シリーズ『道徳を考える』より)
現代の思想家である内田氏は、このように学習支援について明確に述べています。
「学力」とは、自ら学ぶ力であり、試験の点数や偏差値ではないと。そして、その学ぶ力を構成する条件を三つ挙げています。
「学びたいんです。先生教えてください。お願いします」すなわち、自分がわからないことを知り、メンターである人物を見つけ、教えてもらえるようにするということです。
無料塾での学習支援の意義をシンプルに語っています。