2020年5月23日土曜日


ココロの言葉(128)

 

学校は、子どもたちに、

身体と脳の働き、自分の情動の理解の仕方、

情動の取り組み方を教えることができる。

ベッセル・ヴァン・デア・コーク(精神医学者)

 

トラウマ(心の傷)の治療を専門にしている研究者は、学校が子どものレジリエンスを身につけるうえで重要な役割を果たす、と述べています。レジリエンスとは、通常「回復力」と訳されていますが、教育的には、私たちが日常生活でさまざまなストレスや困難を克服して生きていく力を意味しています。

このレジリエンスの力は、学習能力を根本から支える必要不可欠な要因であることが、最近の研究からもわかってきました。この力が育っている子どもは、自分にとって必要な知識を自学自習で学んでいきます。

コロナウイルス後の社会で、学校にもっとも求められる役割になるでしょう。

(『身体はトラウマを記録する』より)

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