2019年1月9日水曜日


ココロの言葉(61)

 

子どもは、完全なる状態、すぐれた状態、進化を目指して進んでいます。

アルフレッド・アドラー(『生きる意味』より)

 

個人心理学として知られるアドラーの基本的な人間観は、「みんなそれぞれ違う」ということです。ひとり一人が、全て異なる存在だから、社会で生きるときに「共同感覚」が大切だと主張しています。

アドラー心理学のキーワードである共同感覚とは、他者と共に生きる感覚です。そして、人類が完全という目標に達したときに考えられるような「永遠」にふさわしい形の共同体を「共同体感覚」と名付けています。

それぞれ異なる個人の生き方(ライフスタイル)を尊重し、それと同時に人類全体の理想を追究している点に、アドラー心理学の特徴があると言えます。

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