2019年12月4日水曜日


ココロの言葉(108)

 

いのちの意味がわからず、自分の存在の意味を見いだせず、

社会からはみ出していると感じている人が多くいます。

家庭、学校、共同体は、一人ひとりが支えを思い出し、

他者を支える場であるべきなのに、利益とか効率を追求する過剰な競争意識によって

ますます傷ついて、多くの人が当惑し、不安を感じています。

フランシスコ教皇

 

この言葉は、今回訪日したフランシスコ教皇のメッセージです。こんな現代社会の状況で、多様性の存在を認める社会の実現が求められていると訴えています。

そして、多様性の尊重は、いま日本の学校教育の大きな課題になっています。子ども一人ひとりがみんな違っているのに、いまだ画一的な集団教育と競争主義が促されてされています。このことに子どもたちはすでに気づいています。

真に調和のある人間的な社会のために、いま大人の意識の変革が問われています。

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