2017年5月22日月曜日


ココロの言葉(3)

 

「どんな子どもでも、やる気と能力があれば進学すべきだ。」

首都大学東京・子ども若者貧困研究センター 阿部彩

 

いま教育格差が社会的な問題として話題になってきましたが、その実態はあまりよくわかっていませんでした。それを客観的データを元に「見える化」する研究と政策提言をしているのが今回の言葉の阿部教授です。都内4市区(約2万人)を対象とした最近の調査では、「授業が分からないと感じる子」は、貧しさの度合いが高い世帯に多いことが明らかとなりました。

「授業がわからない」といっても、さまざまな状況や要因が考えられますが、確かなことは、子どもたちが困っているということです。大多数の子どもたちは、ちょっとした周囲の手助けがあれば、その困り感を解消していくことができます。それができる学習支援の場を提供したいと思います。

 

0 件のコメント:

コメントを投稿