ココロの言葉(3)
「どんな子どもでも、やる気と能力があれば進学すべきだ。」
首都大学東京・子ども若者貧困研究センター 阿部彩
いま教育格差が社会的な問題として話題になってきましたが、その実態はあまりよくわかっていませんでした。それを客観的データを元に「見える化」する研究と政策提言をしているのが今回の言葉の阿部教授です。都内4市区(約2万人)を対象とした最近の調査では、「授業が分からないと感じる子」は、貧しさの度合いが高い世帯に多いことが明らかとなりました。
「授業がわからない」といっても、さまざまな状況や要因が考えられますが、確かなことは、子どもたちが困っているということです。大多数の子どもたちは、ちょっとした周囲の手助けがあれば、その困り感を解消していくことができます。それができる学習支援の場を提供したいと思います。
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