ココロの言葉(24)
ほんとうに生きている、という感じをもつためには、
生の流れがあまりになめらかであるよりは
そこに多少の抵抗感が必要であった。
したがって生きるのに努力を要する時間、
生きるのが苦しい時間の方がかえって
生存充実感を強めることが少なくない。
ただしその際、時間は未来に向かって
開かれていなければならない。
神谷美恵子(1914-1979)『生きがいについて』より
これは、学校推薦図書として、また社会人の読むべき推薦図書として毎年紹介される精神科医の神谷美恵子著『生きがいについて』に書かれている言葉です。
このことは「勉強」についてもほとんどおなじことが言えるように思えます。すなわち、自分が学習している内容に努力が必要で、ちょっと大変な感じの課題に取り組んでいる方が、学びの充実感を得られるということです。
そして、その努力が自分の成長につながることを確信することが大切です。それによって未来に向かって開かれていきます。
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