2018年8月8日水曜日


ココロの言葉(39)

 

その発達過程において、脳には外部からの影響を受けやすい、

非常に大事な時期があります。

胎児期、乳幼児期、思春期です。

こうした人生の初期段階に、

親や養育者といった身近な存在から適切なケアと愛情を受けることが、

脳の健全な発達には必要不可欠です。

脳科学者・小児発達専門医 友田明美

 

最近の脳科学の研究により、不適切な養育が子どもの脳を生理学的に傷つけ、

学習意欲や生きる意欲を低下させることがわかってきました。このような子どもの心を傷つける養育を

「マルトリートメント」と言います。虐待はもちろん、その他不適切な行為自体がマルトリートメントになります。

では、どうすれば健全な脳(心の発達)が形成されるのでしょうか。

現在研究中ですが、その一つが、愛着形成と健全な人間関係と言われています。

ささやかな無料塾で、人と人とのつながりを大事にした子どもたちの居場所をつくっていきたいと思います。

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