2026年11月1日日曜日

ココロの言葉(464) 生徒が考えずにAIだけで宿題を終えたなら、 そもそも教師が間違った宿題を出したということです。 エストリア教育科学大臣 イスティナ・カラフ AIを使った学び方と教え方を根本から変える国家プログラム「AIリープ」を推進するエストリアのトップの言葉。これからの教育現場ではAIの利用をただ制限するのではなく、「なぜ、AIはそう答えたのか」を考えさせる学び方が重要になるという。(朝日新聞2026・10・27「Aiの時代」から。)

2026年10月25日日曜日

ココロの言葉(463) 喜びを数えたらあなたでいっぱい。 米津玄師 「パプリカ」から 2020年のNHK「みんなの歌」のフレーズです。毎日の生活で「いいこと」を3つ書き出すと、ポジティブな気持ちになり、幸福感が高まることが研究でわかっています。「あなた」がヒトでもモノゴトでもOKです。「喜びを数えたら〇〇でいっぱい」と―。

2026年10月18日日曜日

ココロの言葉(462) すべての真理は、3つの段階を経る。 最初は軽くあざけられ、次に猛烈に批判され、 最後に自明なものと認められる。 哲学者 ショウペンハウアー(1788-1860) 現在、世間で「陰謀論」とか「都市伝説」と侮られ、バカにされていることの中には、時がたつと、それらが真実であったことに、人々が自明のごとく気づくものだと哲学者は言う。いまも、注意深く観察をすると、この真理の3つの段階に相当することが世界中で起きている。

2026年10月11日日曜日

ココロの言葉(461) SOSを出しやすく、精神疾患でも、大丈夫な社会づくりが重要です。 精神医学者 笠井清登 毎年10月10日は、世界メンタルヘルスデーです。世間には、心の病に関するスティグマ(偏見、差別)があり、「発症=悪」とされる傾向があります。そんな社会で大事なことは、だれかに支援を求めることだとメンタルヘルスの専門家は訴えている。

2026年10月4日日曜日

ココロの言葉(460) 大事なことは、子ども自身が「これはマズイ」 と思った時点で引き返せる道があり、 手をつないでいっしょに帰り道を歩いてくれる人がいることです。 精神科医 松本俊彦 いま、私たちの社会は、ゲーム、スマホ、エナジードリンク、市販薬など、日々の生活に支障がでるほどハマってしまう依存症にあふれています。もし、子どもがハマってしまったとき、一番のサポートは、「こういう道もある」と孤立した子に寄り添ってくれる存在であるという。このことは大人の依存症でも全く同じです。大事なのは他者とのつながりであると―。『「うちの子、依存症?」と気になったら、知りたいことが全部のっている本』から。

2026年9月27日日曜日

ココロの言葉(459) どんな小さな花も、まわりの草地に香る。 ハワイに伝わる格言 私たちの周囲にあるどんなものでも、なんらかの影響を与えるという意味です。私たち一人一人が大きな影響力を持っていて、自分が、今この瞬間に意識の焦点を合わせれば人生を変えることができると―。『フナ』サージ・カヒリ・キング博士

2026年9月20日日曜日

ココロの言葉(458) 結局、生成AIというのは、 過去のデータを集積しただけなのです。 つまり、「済んでしまったこと」の集まりなんですよ。 でも、人間はそのようにできていない。 解剖学者 養老孟司 私たち人間は、日常生活で、ゆるぎもするし、変節もするのが普通で、なにをするかも予想がつかない。それが人間らしさで、面白いと言う。「言葉にできないことはない」と考えてしまうのは、生成AIを多用する人たちの傾向で、人間の本質を誤解していると―。『嚙み合わない人の頭の中』から。

2026年9月13日日曜日

ココロの言葉(457) AIの到来は、少なくとも、 この世における私たちの存在する理由にならないものを 取り除くだろう。 私たちが存在する理由の一つは、想像することだ。 人工知能研究者 カイフー・リー 私たち人間が存在する理由は、物事をクリエイトすることにあり、その目的実現のために生成AIは、多大な貢献をするだろう、と現代の思想家は言う。創造活動こそが、人類に与えられた存在理由だと。『AI2041 人工知能が変える20年後の未来』から。

2026年9月6日日曜日

ココロの言葉(456) まずは笑わせ、次に考えさせる。 進化生態学者 ステファン・ハード 科学論文で、引用される回数が多い研究論文は、タイトルにユーモアがあることが発見された。その理由は、共有されて読まれる可能性が高いからであるという。このことは、日常会話でもユーモアがいかにコミュニケーションの潤滑油になるかを示唆している。

2026年8月30日日曜日

ココロの言葉(455) 幸福とは何か? 良い時も悪い時も、腐らず、恨まず、嘆かず、 どんな時でも、平然といられることだと、私は思っています。 作家 佐藤愛子(1924-2026) 人生は本来不条理なものだから、日常生活の様々なことに一喜一憂しないことが、幸福につながるという。なにか不都合なことがあっても、「ぐずぐず言うな! それがなんだ」と―。「婦人公論」2026年8月号から。

2026年8月23日日曜日

ココロの言葉(454) 大震災によって、人と人との関係、人のやさしさといった、形のないものが残った。 今後は、このような形のないものを大切にできる生き方をしたい。 2011年3月11日の被災者の言葉 大震災による津波で、形ある物質的な家や財産などすべてが失われた。そんな壮絶な体験をした被災者の魂から発せられた思いが感じられる。私たちにとって「善い生き方」とは何かを教えてくれると、公共政策研究者はいう. 杉谷和也『エビデンスの罠:数字と物語に囚われない思考法』から。

2026年8月16日日曜日

ココロの言葉(453) あらゆるものはエネルギーであり、すべてがエネルギーだ。 自分が望む現実を手に入れるには、 自分がその周波数に同調することである。 物理学者 アインシュタイン(1879-1955) 「これは思考の哲学ではなく、宇宙原理の物理学である」と天才物理学者は言う。私たちは、外界の物的環境はもちろんのこと、他人の心を変えることができない。しかし、自分自身の在り方と考え方は変えることができ.その結果、現実が変わると―。

2026年8月9日日曜日

ココロの言葉(452) 魂は頭にあるのか、腹にあるのか。 いったいどこにあるのか? すべては腸にある! 歴史家 エルサ・リチャードソン 私たちの脳と腸は密接につながっているという「腸脳相関」の粗点から、腸は心や情動はもちろん、政治や経済活動にも絡んでいると歴史家は言う。そして、腸には知性があり、腸の鳴る音(ざわめき)に耳をすませば、世界について多くのことを語ってくれると―。『腸の文化史』から。

2026年8月3日月曜日

ココロの言葉(451) 魅力的な人の共通点は、 スッピンで部屋に入ってきた状態でわかるんです。 「わっ、素敵」と―。 ヘア&メイクアップアーティスト 小田切ヒロ 髪型と顔の美容アーティストは、その人物が化粧なしの状態で美容ルームに入ってきた瞬間に、その人が魅力あるかどうかがわかり、通常三つの共通点があるという。まず、自分自身を丁寧に扱っていること。つぎに素直であること、そして心に余裕があることだと。(NHKアカデミア「メイクは人生を変える」2026・7・25から)

2026年7月26日日曜日

ココロの言葉(450) 人は間違えることで、 問題解決スキルが発達する。 D.エイメン(精神医学者)/C.フェイ(認知心理学者) 私たちは、日常生活で起こるミスの対処法を習得することで、失敗から学び、どうしようという不安を希望に変えられると、心の臨床現場の専門家を言う。それによって心の強さと回復力であるレジリエンスが育成される。『メンタルが強い子を育てる』から。

2026年7月19日日曜日

ココロの言葉(449) 運はその人の考え方と行動パターンによって変わる。 脳科学者 中野信子 脳科学の知見によれば、運がいいかどうかは、いわゆる「運命」によって決まっているのではなく、日々の思考と言動によって決まるという。運がよくなるポイントは、大きく三つある。「自分を大切にすること」と「自分は運がいい」と確信すること、そして「共に生きる」という利他行動であると。『科学が突き止めた「運のいい人」』から。

2026年7月12日日曜日

ココロの言葉(448) いたるところに美しさがあります。 当然、悪いことについても知っています。 でも、私は良いことに注目しています。 ピアニスト アリス・ゾマー・ヘルツ(1904~2014) ナチスの強制収容所から生還し、110歳までコンサート・ピアニストとして活躍した人物の言葉。私たちの脳は、ネガティブなことに注意を向ける傾向がありますが、そうではなく日常生活の「よいこと」に注目を向け、意図的にポジティブ感情と思考を生み出し、現実をつくることが人生のウエルビーイングを向上させることが心理学研究でわかっています。『アリスの奇跡』から。

2026年7月5日日曜日

ココロの言葉(447) 知識を発見して使い、推論して、 そこで新しい知識をつくり、 それをさまざまな場で使う練習を重ね、 身体の一部にする。 現代認知科学の知見 学びの究極的なゴールは、学んだ知識が自分の身体の一部になり、「生きた知識」になること。そのための必要条件が、好きになることと体を使った練習を通して、それが「知恵」にする、その結果それが人生の質を高めることにつながると―。

2026年6月28日日曜日

ココロの言葉(446) 肝心なのは、幸せか不幸せかは、 自分の心持ち次第ということ。 地獄も極楽もあなたの胸三寸にあるということです。 美輪明宏(1935生) 現代の認知行動科学の知見を実にシンプルに示している名言。人生の幸不幸は、自分の目の前で起こる出来事をどう認知するか次第で、それが現実になるということです。そして、人生をポジティブにする魔法の言葉、それが「ルンルン」であると。『私の人生論―目に見えるものはみなさんな』から。

2026年6月21日日曜日

ココロの言葉(445) 「今日の調子はどうですか」 「何とか生きています」 高齢者施設での日常会話 人生を精一杯生き抜いてきて、いま老境にさしかかり、しみじみと「なんとかいきてきた。今も生きている」とつぶやく人たちの言葉。そこには「生きていること」の感謝と「生きてきたこと」への誇りがあると、臨床現場の精神科医はいう。『香山リカのココロの万華鏡』から。