2023年10月1日日曜日

ココロの言葉(303) 家族以外に相談できる大人がひとりいることが、 その子の人生を救う。 タンザニアの格言 アフリカのタンザニアに伝わる子育ての極意の言葉です。小さなブンジュ村では子どもが5歳になったら、相談できる大人を決めるルールがあるといいます。家族だからできることがたくさんありますが、逆に家族でない他者だからできることも豊かな子育てに必要です。そんな信頼できる他者の存在が、日本の社会で求められているのではないでしょか。

2023年9月24日日曜日

ココロの言葉(302) 自分にできることは何だろう それを見つけるために 僕は今日も歩き続ける 誰のために? 自分のために それから 歴史に残らない誰かのために 東田直樹「誰かのため」(『自閉症が30歳の僕に教えてくれたこと』から) 作者は、これは「生きていくために僕と同じように大変な思いをしている人」への一編の詩であると語っています。この世に生まれてきただれもが、誰かの希望になっている。そういう存在であると―

2023年9月17日日曜日

ココロの言葉(301) 自己愛とは「自分が好き」という感情ではなく、 「自分自身でありたい」という欲望のことである。 精神科医・斎藤環 青年精神病理学が専門の斎藤氏によると、自分を「ダメな人間」、「生きる価値がない」とディスリ続ける「自傷的自己愛」のケースが増えているという。自分自身の愛し方がわからない若者たちです。そのやわらげ方は、自分が好きなことをすること、身体のケアをすること、そして、親愛なる対人関係をつくることにあると提言しています。 『「自傷的自己愛」の精神分析』から。

2023年9月10日日曜日

ココロの言葉(300) 幸せな人生を送るための言葉 ありがとう。 おかげ様。 すみません。 おめでとう。 大村智(「未来を担う少年たちへのメッセージ」から) 大村博士は、イベルメクチンの発見とその功績によりノーベル生理学医学賞を2015年に受賞しました。イベルメクチンは、現在、抗寄生虫薬として毎年4億人に使われ、オンカセルカ症やフィラリア症の予防に貢献しています。さらに、最近では抗ウイルス薬としても使われ、多くの人命を救っています。そして、博士は子どもたちに「望みを捨てないものだけに、道は開かれる」とメッセージを伝えています。

2023年9月3日日曜日

ココロの言葉(299) 未来に必要とするスキルは、 事実を覚えることではなく、 膨大なデータを批判的に評価し、 ノイズに埋もれたシグナルを取り出して整理し、 それに基づいて現実世界を解決する能力だ。 小児青年精神医学者 J.ギード 私たちはいま、激動の社会に生きています。何千年または何万年に一度起こる人類的規模の大変化なのかもしれません。そんな時代に生きる私たちにとって、「学び」とは、どういう意味があるのかが問われています。そのひとつのヒントがこの言葉に示されています。「十代の脳の謎」から。

2023年8月27日日曜日

ココロの言葉(298) 地獄とは、一切の関係が断たれた状態のこと。 カトリック司祭 加藤智 キリスト教カトリックの教義では、「地獄」とは、人間はもちろん、すべての存在とのつながりが失われた世界であるという。社会的とのつながり、そして神仏とのつながりがなく生きることは、まさに精神的に「地獄」に生きることになると。その反対に、対等で豊かな人や聖なる存在とのつながりがある世界で生きることが、「天国」につながると説いている。

2023年8月20日日曜日

ココロの言葉(297) 社会的ネットワークとの強固なつながりをもたないことは、 タバコ一日16本以上の喫煙、アルコールの過剰飲酒、また、運動不足、肥満、 そして、大気汚染が充満した地域に住むよりも死亡リスクが高くなる。 「社会的関係と死亡リスク:メタ分析研究」(2010)から 人との社会的な関係性が、私たちにどのような影響があるかを総合的に調査した研究論文の結論です。日々のQOL(生活・人生の質)はもちろん健康と病気といった命そのものにも大きな影響を与えることが実証されました。ヒトが人間らしく生きるために、他者とのつながりがいかに大切かに気づかせてくれます。人はひとりでは健全に生きられないと―。