2022年12月4日日曜日

ココロの言葉(260) 子どもたちは、大人が考えているよりもずっと理解できるし、 自分で判断して行動が起こせる。 子どもは弱者、そう決めつけることによって、 そういう存在にされてしまっているだけだ。 在宅医療専門医師 紅谷浩之 (医療的ケア児との活動オレンジキッズケアラボ運営) 私たちは、子どもに対応するときに、子どもを未熟なものとして見てしまい、不適切な指導をすることがしばしばあります。しかし、深い心の領域である魂レベルでは、大人と対等な関係にあります、そんなスタンスが、学習支援でも大切になってきます。その子どもが持っている本来の能力を高めるために―。

2022年11月27日日曜日

ココロの言葉(259) 今の子どもたちは、大人になるまでに、 非常に大きな天変地異にあう可能性があります。 天変地異が起きても、絶望せず、生き抜いてもらうために、 自分で考え判断する力を身につけてほしい。 教室に座らされて大人しくさせておいても、 自分で判断する力は養われません。   養老孟司(解剖学者) コロナ騒動後、世界は激変しています。パンデミック対策による社会生活はもちろん、気象変動に見られるように自然環境も大きく変わってきています。そんな状況にあって、学校教育も変わらなければならないでしょう。既成の知識を伝えるだけではなく、前代未聞の想定外の出来事にどう対応し、生き伸びていく力を育てるために―。

2022年11月20日日曜日

ココロの言葉(258) 学校があまりに「一律」なのが問題の根本だと思います。 もっと柔軟に多様な学び方や個性を認めれば、 「変わった子」も排除されず、生きやすい社会につながります。 中邑賢裕(東大先端研シニアリサーチャー) いま日本の学校では、性格や認知の働きの違いにすぎない特徴をもった子どもたちを「発達障害」と決めつけてしまう傾向があります。これからの少子化の時代で、そうした子どもたちの特性を「障害」ではなく、「個性」として育てていく教育実践が、人材育成の視点からもせつに求められています。

2022年11月13日日曜日

ココロの言葉(257) いろんな人が誰かを支えることに協力してくれる。 誰もが支えられることに協力してくれる。 誰もが支えられる側に回れることが,だんだんわかってきました。 村木厚子(「若草プロジェクト」代表よびかけ人) 元厚労省事務次官の村木氏は、社会で困っている人たちには、二つの共通点があるといいます。①複数の困難が重なっていること ②社会とのつながりが切られていること。 このことは、学習につまずいている子どもたちにも共通します。学校と家庭以外のサードプレイスでの学習支援が、その解決策につながります。  

2022年11月6日日曜日

ココロの言葉(256) 学ぶことは人として自然な営みであり、 人は一生学ぶ存在です。 その力をつける支援こそが真の学習支援であり、 心理的支援と表裏一体なのです。 千原雅代(心理学者) 目に見える教科の学習支援と目に見えない心理的な支援は、まさに表裏一体といえます。 両者のことは、子どもと支援者の間で同期しています。それこそが、学習支援のダイナミズムです。この現象は、ネット空間よりも、リアルな現場の方が、強く影響していることが実証されています。

2022年10月30日日曜日

ココロの言葉(255) 防ぎたいのは、子どもたちが、 社会から孤立していくこと。 認定NPO法人カタリバ(子どもへの教育支援団体)今村久美  先日、文科省から令和3年度の「不登校」に関する調査結果か発表されました。全国の小中学生約24万人が、年間の長期欠席が30日以上の不登校の子どもたちです。少子化にもかかわらず、10年前の2倍になっています。不登校の理由には、さまざまな要因が考えられ、本人もわからないケースが増えています。そして、その一番の問題は、社会からの孤立です。学校関係以外の安心できる社会的な居場所が、各地域で必要とされています。

2022年10月23日日曜日

ココロの言葉(254) 青年期の脳は、社会的かつ感情的な学習とそのための探検や交流、 そして、思い切った冒険をする準備が整っているが、 それらすべては、私たち大人が若者に、 どのような学びの機会を与えるかにかかっている。 心理学者 フリーニ 十代の思春期と二十代の青春期は、人生の発達段階で、生理学的にも社会的にも最適な学習の時期です。この畤期の身体と脳の変化は、急激で不安定になります。そんなときに、大人がどのような学びの場を提供できるかが、若者のその後の人生に多大な影響を及ぼすことがわかっています。そのためにサードプレイスとしての学びの場が、彼らの成長に役立つでしょう。