2018年5月23日水曜日


ココロの言葉(29)

 

教科書の内容をそのまま子どもに伝えるのが

教師の仕事だっていうなら、

近い将来に教師なんていらなくなるだろう。

北野武『新しい道徳』より

 

従来の学校教育は、学ぶことが単なる苦行になり、勉強嫌いの子どもたちを数多く育てています。

では、どうすれば学ぶことの楽しさを実感ができるようになるのでしょうか。

そのひとつの学習法が、自ら学ぶ力を身につける「自己調整学習」です。

これは、子ども自身が「学ぼう」と自主的に思い、自分に合った学習法を見つけ、学習効果を可視化していく方法です。

勉強が好きになった子どもは、みんなこのプロセスを体験しています。

教育関係者の仕事は、このような学習環境を整えることにあります。

本無料塾が、そんな環境でありますように。

2018年5月16日水曜日


ココロの言葉(28)

 

世の中は、子どもと若者にちょっと無関心かなと思う。

オリンピックとか、高齢化とか、そんなところには目がいくのに、

実際にこれからの日本を支えていく高校生とかが苦しい現状に、

ちゃんと目がいっていますかって・・・。もっと、見て欲しい。

NHKスペシャル取材班『高校生ワーキングプア』より

 

2015年の調査では、日本の子どもの貧困率は、7人に1人になっています。特に現代の子どもたちの貧困は、「見えない貧困」といわれ、

外見ではわかりづらくなっています。

そして、子どもの貧困による社会的損失は、約40兆円にも及ぶという推計があります。日本財団の貧困対策チームのよる調査結果です。

貧困により三つの欠如が起こります。

一番目は、生活必需品の欠如です。二番目は、人との社会的つながりの欠如です。

そして、三番目が、健全な成長に必要な人間関係の欠如です。

それにより十分に必要な教育が受けられなくなり、人生での選択肢が狭まってしまいます。

これら三つの欠如の中で、ニ番目と三番目は、経済的に恵まれていても起こります。

無料塾が、少しでもこれらの改善のお役に立てればと思います。

 

2018年5月9日水曜日


ココロの言葉(27)

 

私たちは体の不調をうまく手当てできるのに、

なぜ心の不調になると、お手上げなのでしょうか。

それは、心の手当ての方法を学んでこなかったからです。

心理療法家 ガイ・ウインチ

 

だれもが日常生活での軽傷には、水で消毒するなど一次的な処方をしますが、心のケガにはなにもしないことが多いです。

私たちは、通常骨折したら治療を受けますが、「こころが折れた」といえる体験では、手当てすることがほとんどありません。

学校教育の場面で言えば、英語や数学などの教科の学習でのつまずきや苦手意識は、心の傷をもたらすことがあります。

例えば、もう少し努力すればわかるようになるのに、「やってもダメだ」と思ってしまう場合です。

心理学的には、軽い心の傷の状態と言えます。そんなときに、ちょっとの学習サポートがあれば、自分で手当てすることができます。

本無料塾が目指しているのは、そんな手助けです。

2018年5月1日火曜日


コロの言葉(26)

 

Learn How to Learn(学び方の学習)

21世紀型学習スキル

 

20世紀までの学習法は、たくさんの知識を教師から生徒に集団でつめこむ方法でした。その量が多いほど「優秀」な子どもとされました。

しかし、その時代はITの発達により終わりつつあります。21世紀は、学び方をいかに学ぶかが中心となります。

教科書の内容をそのまま教えるなら、パソコンやロボットでも十分できます。むしろ、AI機器の方が情報量も圧倒的に多く、教え方も上手かもしれません。

いま、時代に求められているのは、子どもたち自身が学習法を身につけることです。

本無料塾では、そのような学習の場でありたいと思います。 

 

2018年4月25日水曜日


ココロの言葉(25)

 

10代の脳の最大の特徴は、

脳領域間のネットワークを変更することによって、

環境に応じて変化することだ。

この可変性、つまり「可塑性」は両刃の刃だ。

児童精神医学者 J.ギード

 

思春期には、体はもちろん脳の構造と機能にも大きな変化が起こります。このプロセスが最近の研究でわかってきました。

その一つの成果が、思春期の脳は、適応性と脆弱性の二面性併せ持つことです。そのために、ブレーキが効かず危険行動に走りやすくなる傾向があります。それは、感情を司る大脳辺縁系と衝動行動を抑制する前頭前野の発達のミスマッチによります

私たちの大脳辺縁系は、思春期に急激に発達しますが、前頭前皮質の成熟は20代前半の24歳頃であることが判明しました。すなわち、思春期とその後の青年期は、脳の中で両者の最適化が成される不安定な時期であるということです。

この脳の発達についての理解は、思春期の子どもたちの健全な成長サポートするときに重要なポイントになります。すなわち、脳の最適化の行動に冷静に依りそうという視点です。

2018年4月15日日曜日


ココロの言葉(24)

 

ほんとうに生きている、という感じをもつためには、

生の流れがあまりになめらかであるよりは

そこに多少の抵抗感が必要であった。

したがって生きるのに努力を要する時間、

生きるのが苦しい時間の方がかえって

生存充実感を強めることが少なくない。

ただしその際、時間は未来に向かって

開かれていなければならない。

神谷美恵子(1914-1979)『生きがいについて』より

 

これは、学校推薦図書として、また社会人の読むべき推薦図書として毎年紹介される精神科医の神谷美恵子著『生きがいについて』に書かれている言葉です。

このことは「勉強」についてもほとんどおなじことが言えるように思えます。すなわち、自分が学習している内容に努力が必要で、ちょっと大変な感じの課題に取り組んでいる方が、学びの充実感を得られるということです。

そして、その努力が自分の成長につながることを確信することが大切です。それによって未来に向かって開かれていきます。

2018年4月8日日曜日


コロの言葉(23)

 

「祖父と孫との対話」

祖父:私の中で二匹の狼が闘っているのだ。

一匹は、愛と平和の狼で、もう一匹は怒りと戦争の狼だ。

孫:どっちが勝つの?

祖父:エサをやった方さ。

アメリカ先住民の逸話

 

私たち人間の心は二面性を持っています。心理学的には、ポジティブ思考とネガティブ思考です。キリスト教的に言えば、天使の心と悪魔の心になります。そのどちらになるかは、自分の思考と信念に大きく影響されます。そして、重要なことは自分自身が選べるということです。つまり、どちらにエサを与えるかです。

このことを学校教育で言えば、勉強したい自分とさぼりたい自分になります。では、どうすれば前者の自分にエサを与えられるか。

心理学的にいろいろなやり方がありますが、その一つが環境調整です。簡単に言えば、勉強しやすい学習環境が整った場所に行くことです。それが図書館です。本無料塾が図書館を使う理由の一つです。気軽に利用してください。