2024年8月25日日曜日

ココロの言葉(350) 自分自身の心の中、あるいは人生に向き合っていくには、 もしかしたら宇宙に行くより困難なのかもしれません。 でもその旅を通して、私たちは自分自身で自分のアイデンティティを築き、 どう生きるかの方向性と目標、果たすべきミッションを決めることができるのです。 宇宙飛行士 野口聡一 宇宙飛行士として何度も宇宙体験をしてきた当事者の言葉です。地球外から自分の人生を見つめたときにもたらされた深い考察と言えます。自分がどう生きれば幸せになれるか、その答えは、自分の中にあるから、自分の足が向く方へ歩いていけばいいと。『どう生きるかつらかったときの話をしよう』から。

2024年8月18日日曜日

ココロの言葉(349) 形あるものは壊れる 生あるものは死す よい言葉は人の心に残り生き続ける。 化学者 大村智(1935年生) 2015年に感染症の予防と絶滅に役立っているイベルメクチンの研究開発で、ノーベル生理医学賞を受賞した化学者の言葉です。よい言葉は、眼や耳から摂取する栄養であり、生活の歩みがよくなって、人生を豊かにすると。大村博士の座右の言葉の集大成『まわり道を生きる』から。

2024年8月11日日曜日

ココロの言葉(348) 絶望からしか 本当の現実は見えない 本当の希望は生まれない 君はいま出発点に立っている 谷川俊太郎(1931生まれ) 現在93歳の詩人は、年を取って「なんでもあり」と感じられるようになったという。特に、人生でのマイナスの価値もありのままに認められるようになり、逆に希望も生まれてくると。だからこそ、「自分を大切に見つめたい。今日も明日もいつまでも」。『生きるってどういうこと』から。

2024年8月5日月曜日

ココロの言葉(347) 子どもの記憶力や学習能力を 驚異的に伸ばす方法として、 科学研究が立証したこと、 それは身体活動であることに着目すべきだ。 アンデス・ハンセン(精神科医) 日常生活での体を使った活動はもちろん、遊びやスポーツなどの身体活動すべては、「読み・書き・計算」の能力の向上につながることが実証されている。その理由の一つが、記憶に関係する海馬が、運動によって成長するためとされている。ある実験では、たった4分の運動で、集中力と注意力が改善された。そして、子どもも大人も、その他の認知能力も高まることが立証されていると。世界的ベストセラー『運動脳』から。