2024年6月16日日曜日

ココロの言葉(339) どういう子どもも若者も、 困ったといえる相手がいるような社会になってほしい。 社会がそういう方向性になっていくことにかかわっていきたい。 阿比留久美(あひるくみ、社会教育・教育福祉研究者) 先がよく見えない時代だからこそ、子どもと若者が、「生まれてきてよかった」「生きていてよかった」と思える社会にしたいと、教育と福祉の関係を研究する専門家は言う。だれもが安心して自分らしくいられる社会になるようにと―。『子どものための居場所論』から。

2024年6月9日日曜日

ココロの言葉(340) 花が咲かないときは、 花を変えようとするのではなく、 その花が育つ環境を適切にすることである。 アレキサンダー・ハイジャー 子どもが成長できる環境をどうしたらつくれるのか。その一つが、信頼できる大人と一緒にいて、心底から安全と感じられる人間関係の場を持つことです。安全と安心が、人間の潜在能力を開発する最適な環境となることが発達心理学の研究で解明されています。

2024年6月2日日曜日

ココロの言葉(338) 「真の自己」とは、私たち自身の、生き生きとして、ユニークで、 個人の中心であり、さらに成長するものである。 そして、その成長を欲する唯一のものである。 精神分析家 カレン・ホーナイ(1885-1952) ホーナイによると、「真の自己」と反対なのが「神経症的な自己」で、不安に満ちた自己である。私たちの人生は、この真の自己を実現することにあり、それを促進する力をだれもが持っているという。『神経症と人間の成長』から。